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iPad ProからFireHD8 Plusからのaiwa JA3にのりかえ、JA3をすぐ売りました

Raspberry pi 3と3.2インチ液晶パネルをもう一度 ♯1

2021年コロナ渦

2021年、流行っていたRaspberry pi 3を買ってみました。マスクをして、手を消毒をして秋月電子さんに入店したことを思い出します。

買って1ヶ月ぐらいし、使い道がなく途方に暮れていたある日、Raspberry pi用の液晶パネルがあることを知りました。

 

以下は2021年の液晶パネルが映るようになるまでのブログになります。

 

2021年、とあるサイトより

こんな魅力的な写真がサイトにっ!これだけ見てもわからないと思いますが、Raspberry piの上に液晶パネルがくっつけられています。

 

f:id:yukiwithfulloptions:20211205175842j:plain

 

即購入しました。毎回衝動的に購入して失敗するのですが、「何に使うのか?」ではなく、「何が使えるのか?」で楽しみモードでいっぱいになってしまいます。
最後使わなくなって、失敗したなーってなるのはわかっているのですが、何か使えるものがあると使ってみたくなるのです。ガチャで次に欲しいのがくるんじゃないかと期待してお金を使ってしまうのに近いような、遠いような。

 

そんなことはどうでもいいのですが、残念なことにこの製品は2019年で生産終了していて、マニュアルにあるRaspberry piに映すためのモジュールダウンロードページがNot Found(404)になってしまっていたんです。

そうです、このモジュールがないとRaspberry pi 3と液晶パネルは、永遠に結ばれないのです。

 

後悔の嵐が・・・

国内、国外、ありとあらゆる4D systems社製3.2インチタッチパネル( 4DPI-32)の情報を探しました。

それから数日後、ようやくある海外サイトで4D systems社の当時の古いモジュールをGETしました。

これで液晶パネルが使える!って思ったんですけど、人生そんなに甘くありません。説明書通りにやってもフリーズしてRaspberry piが起動しません。

 

ここでピーンときました。ピーンと。
2019年に生産終了ならばOSは2019年以前のOSでなければならないのではないか?
ということで、古いRaspberry piのOSがすべておいてあるご本家サイトを漁ったところ、2019年のOSがありましたー。「2019-07-10-raspbian-buster.zip」これだ。

パソコンでSDカードに書き込んで、Raspberry piのSDカードスロットにさして起動。コマンドラインからGETしたモジュールをコンパイル&画面の設定をして再起動。

映りました~!

(モジュールの転送はTeraTermのSCPを使っています)

 

映った環境

Raspberry Pi Version: July 2019 (Raspbian Buster with desktop)

2019-07-10-raspbian-buster.zip

  →ここにあります

4DPi Display: 4DPi-32 HW Rev. 1.3

Raspberry PiRaspberry Pi 3 Model B

4DPi Kernel Version: gen4-hats_4-19-57-v7l+_v1.0.tar.gz

→gen4-hats_4-14-34_v1.1.tar.gz(私はこれしか手に入りませんでした)

 

コマンドラインで以下を実行します。
sudo tar -xzvf gen4-hats_4-19-57-v7l+_v1.0.tar.gz -C /

または

sudo tar -xzvf gen4-hats_4-14-34_v1.1.tar.gz -C /

 

次にconfig.txtを編集して”4dpi-32”ってのを有効にします。上の tar を実行すると、config.txtにこの製品用の設定行が追加されるようです。

sudo vi /boot/config.txt

# uncomment one of the overlays if loading from EEPROM is not supported
dtoverlay=4dpi-32 ← コメントをはずす
#dtoverlay=4dpi-35
#dtoverlay=24-hat
#dtoverlay=32-hat
#dtoverlay=35-hat

 

です。

ということで映りました~!

 

f:id:yukiwithfulloptions:20211205182055j:plain

液晶パネルをRaspberry piにくっつけると、画面の下に電源がくるので、電源を上にしたい場合は、画面を180度回転させるといいです。cmdline.txtファイルを以下のように編集します。

 

sudo vi /boot/cmdline.txt

 

で中身を開き、書かれているテキストの最後にスペース(改行しません)をつけて

 4dpi.rotate=180

を追加して再起動すると180度回転します。

 

起動後にCLIコマンドライン)で起動するようにデスクトップの「Raspberry piの設定」で起動モードを設定して、液晶パネルをコネクタにさして再起動すればOKです。

 

以上が過去のわたしのメモをブログ用に書き換えたものです。

 

そして今日、最新OSとなっているこのRaspberry piを再度上記手順で古いOSにして3.2インチ液晶パネルに表示してみました。問題なく映ります。

 

「4D systems社製3.2インチタッチパネル」が映らねぇという人がいたら、このページを見つけてくれたらいいなーと思います。

 

ここからが新しいミッション

この何も使われていないRaspberry piと液晶パネルを「デジタル時計」にしてみよう!

と当時思っていたのですが、わたしの技量では難しく、2021年に断念していました。簡単に言ってしまえば、デジタル時計アプリをデスクトップで表示するだけのことなのですが、当時はこのクソ小さい画面にデスクトップを表示できなかったのです。できたことはできたのですが、メニューだけで画面が埋まってしまい、使い物にならなかった覚えがあります。

今回は、この小さい画面にデスクトップを綺麗に表示することからはじめようと思います。

方針としては、

①3.2インチ画面でデスクトップを綺麗に表示

②大きい文字のデジタル時計アプリを作成

③①に②を最大化して表示

です。

できるかどうかわかりませんが、このまったく使われていないRaspberry piと液晶パネルを見ていると、心が痛い。(笑)
デジタル時計にして部屋に飾ろうではないか、ということをやっていきたいと思います。

ここまで読んでいただきまして、誠にありがとうございました。

 

Raspberry pi 3と3.2インチ液晶パネルをもう一度」♯1

おわり